どうすればいい? 何をすればいい?
私の仕事について、妻と義理の両親には、ずっと「普通の仕事に就いて欲しい」という思いがありました。
『水商売は、できれば辞めて!』と言われていたのですよ。
結局、働いていたお店の社長が変わり、経営方針がガラッと変わってしまったことで合わなくなり、お店を辞めることにしました。
私は次の仕事を決める時、自分と向き合い、問いかけました。
「いまどんな感情があるのだろう?」「私に何ができるのだろう?」
問いかけた結果、自分が好きな事をするよりも「養うために、お金を稼がなければならない」という使命があることに気づきました。
方向音痴なのに、できるの?
当時、「運送会社は収入がよい」と、噂に聞いてもいたこともあり、運送会社への就職を選びました。
妻からは、こういわれました。
「方向音痴だということを考えていない。配達なんか、向いていないよ」
そういわれても・・「何とかなるだろう。いや、何とかしなければならない。」
そんな思いで、不安はありましたが、私は運送業界へ飛び込みました。
最初、新しい仕事になれずに戸惑ったり、配達に対して不安を抱えていた私でしたが、またここでも、仲間や先輩にたくさん助けてもらい、どんどん仕事に慣れ、役職を頂くまでになりました。
今思えば、一生懸命取り組んでいると誰かしらが、助けに来てくれた気がします。
目の前の事に一生懸命取り組むことの大切さ。
これを、頭だけでなく体でも感じるようになったのは、この頃からです。
(つづく)
生い立ちから現在までのStory